苧麻(ちょま、別名からむし)とは、麻の一種で、古代(縄文初期の遺跡からも出土あり)から繊維の材料として使われてきました。
うみのいえとしては、「衣」にも取り組みたい、ということで苧麻の栽培について福井県勝山市の「ゆめおーれ勝山」さんに問い合わせたところ、滋賀県で実際に苧麻を栽培されている方をご紹介いただきました。
そしてなんと、今日その方がわざわざうみのいえまで来てくださりました!
さらには、勝山市で苧麻や蚕の取り組みをされている方にも同伴いただけました!

集落を散策しながらうみのいえの畑も見ていただいたのですが、偶然にも1つの畑の中で自生の苧麻を見つけてくださり、そのままそこで苧麻を栽培することに。
やはり実際に詳しい方に現場を見て頂けると、物事の進み方が段違いですね。

畑にポツポツと生えていたものを少し動かして、1箇所にまとめました。
このように太い地下茎が伸びていて、そこから生えた小さな芽が 2mほどまで伸び、刈り取ってその茎の内側を繊維にします。


そして、その繊維がこれです(少し分けていただきました)。

この繊維を績んで糸にし、それをさらに織って布にする、という大変な手間がかかるものでもあります。
さらっとした着心地の、夏服にするには抜群の布になるそうです。

布ができるのはまだまだ先になりそうですが、まずは、畑の苧麻の成長を、見守りましょう!