ヒトをヒトたらしめる芸術も、わたしたちの暮らしの一部です。
その芸術の楽しみ方には、2つの形があると思います。
1つは、域外から芸術家を招いてその芸術を浴びることで、自分にはない考えや感覚に触れる、という形。
もう1つは、自分たちの手で、自分なりの考えや感覚で創作したり表現したり、という形です。
うみのいえでは、これら2つの形を実践していきます。
芸術家による芸術
- 芸術家の滞在・創作(アーティスト・イン・レジデンス)
- 芸術家による展示・公演
自分たちによる芸術
- 身体と身近な素材を使って誰でも参加できる即興音楽のフレームワークづくりと実践
- 身体と身近な素材を使った空間芸術(絵画・彫刻など)の実践
- 専門的な道具や楽器を使った芸術の実践(芸術のレッスン)
芸術家による展示や公演というと、披露する側と鑑賞する側という形で境目が生まれがちですが、一方で双方とも同じ空間と時間を共有し、何かしらの共感で繋がっている関係でもあります。
特にうみのいえでは、芸術家がここに滞在して地域の中で暮らしながら創作活動を行うことによって、芸術家もまた新たな気付き・考え・価値観・感覚を得る場でもあってほしいと思います。
これは、芸術は都市に優れたものが集積していて、新たな芸術も都市で生まれる、田舎はそのおこぼれにあずかる、という図式に対して、1つの田舎なりの芸術への役割を示すものでもあると考えています。
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